ぬるぬるキャンプ ♨

週末はどこか遠くへ行こう。。。

最近、愛車のスペースギアで夜逃げという名の遠出をしていないことに気づいた。

ジブンなりの決め事というか「夜逃げ」というからには朝日が昇る前にコソコソと高速に乗っておく必要があって、なんかイケナイことしてるみたいでそこが堪らなかったりするのだ ビョーキか‥

雲の動きとキャンプ場チェックインの時間から逆算すると東北地方への遠征がベストだろう。

牡蠣とか蟹とか旨いもの食い放題？

ヨダレを垂らして唸りながら始まった（笑）みちのく魅惑のキャンプ旅のテーマはすぐに決まった。。。

お昼前には仙台市の杜の市場にいた。

東京からノンストップで約４時間半、これくらいならば一人で運転してもなんとかなります。

もう少し上まで行くとなるとちょっとキツいかなぁという微妙な距離で以前訪れた南三陸の手前、酒も肴も旨い東北の入り口でおキャンプです。



場内賑わっていますね。

ここで3日分の食材調達です。



ウヒョ！ 新鮮な魚介類が豊富！

これはまたキャンプで太るパターンです。。。



今回のご馳走は石巻で採れた牡蠣やワタリガニ、イワシなど。



昼飯ももちろん海鮮丼です。

この日の日替丼は限定60食で秋刀魚、イナダ、びんちょうまぐろ、ホンズワイガニ、とびっこがてんこ盛り。

大盛り無料のお値段は驚きの650円

東京じゃ考えられないコストパフォーマンス（汗）



キャンプ場へ向かう途中に、せっかくだからと寄ったワイルドワン仙台東インター店。

炭や燃料をこちらで補給。



本日お邪魔するのはエコキャンプみちのく。

国営みちのく杜の湖畔公園内にあるキャンプ場で、ってことは国営なのか？

東北屈指の高規格キャンプ場のポテンシャルが楽しみです。



受付で料金を支払いいざサイトへ。

普段は事前の予約をしないと入れないほどの人気キャンプ場だと思うが、今月末で今季の営業を終了するらしくさすがに前日の電話確認で余裕でした。



普段使っていない道具を大量に持ち込んでいるので今回はオートサイトで。

ガレージの奥で眠っていたダッヂオーブンやテンマクの焚火タープなどフル装備です。

たまには磨いてやらんとね。。。



設営完了。

あまりプライベート感はありませんが区画は広く芝生のサイトがよく手入れされている。

本日はこの辺り一帯、ワタシ一人独占状態です。



キャンパーは温泉入り放題なのも嬉しい。

土日は露天も解放されますよ。

ぬるめのお湯でゆっくり入れました。



さぁ、宴会を始めるぞ！

杜の市場で仕入れた牡蠣は生と焼きで頂きます。



スタンダードにレモンを少し絞ってもみじおろしをトッピングしポン酢をかけて口の中へ放り込む。

身が大きくプリプリで濃厚。

この三拍子に悶え死に寸前です

こんなに幸せでええんか。。。？



ワタリガニは小さめのを2杯。



これを味噌汁に！

蟹の出汁がヤバひっ！ヤバすぎる（爆）

意外にも身がしっかり詰まっています。

ビールをグビグビでこの日は早めに就寝。

寝ながら指をしゃぶっていたのは言うまでもない。。。



翌日、天気はなんとか持ちそうかな？

最近恵まれているね〜



朝はパン！パンパパン！

ということで久しぶりのダッヂ出動。

パン男子の初めてのパン作りは果たしてうまくいくのか！？



炭の火力上7、下3とテキトーでしたが素晴らしい出来栄え。

出発前日に仕込んでおいたシンプルなパン。

材料は強力粉、薄力粉、ドライイーストに塩のみ。



中がフワッと仕上がったパンは食べる前にストーブで軽く炙って外側をカリっとさせる。

その食感の違いがまた絶妙です。



本日のスケジュールは温泉行って帰ってきて宴会！以上！

正しいキャンプの楽しみ方だと思うのですが。。。

しかしそこにこだわりがある。

車で1時間半かけてでも行きたい秘湯があった。



仙台の北西部にある大崎市。

こけしでも有名な鳴子温泉郷です。

ポストもこけし。。。



鳴子温泉の公衆浴場、滝の湯さんは千年の歴史を持つ古湯。

白濁した強酸性のお湯が熱めとぬるめの2つの板張り浴槽に張られている。

昔ながらの懐かしい、いかにもな雰囲気が漂っています。

クタ〜。。。となって湯上り肌ツルツルっすわ。

入浴料大人150円。



滝の湯の隣にある階段を登ると神社があります。

こちらが源泉になります。

滝の湯のお湯は鳴子温泉神社のご神湯だそうです。



駅まで歩いてみました。

やっぱりシャッター閉まっている店舗が多いですねぇ。。。



きれいな野良を頻繁に目にした。

観光客を呼び寄せる招き猫ってところか？

怯える様子もなく愛想を振りまいている。



さてキャンプ場に戻るとするか。。。



途中に寄った道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」

アラ？奥さん。。。 みたいな感じか？（笑）

こちらの今川焼もこけしです。

道の駅内のマーケットで売られている野菜もやっぱりこっちに比べて相当お安いです。



テントに戻って宴会準備。



今晩のメインディッシュは普段あまり食べない鯨の味噌漬け。

赤みの牛肉に近く肉自体はあっさりしていますが、そこに味噌がアクセントで効いている。



あら？奥さん！の道の駅で購入した立派ななめこと油揚げ、里芋で味噌汁。

冷える夜には汁物が嬉しい。



宮城の日本酒といえば色々思い浮かびますがさらりとした辛口の一ノ蔵が大好きだ。

この日の天気は下り坂の予報であったがなんとかこうして無事に酔っ払うこともできた。

ヨカッたヨカッた。。。とシュラフに潜って数時間後。

宮城県全域に強風警報が発令！

風に強いピルツとはいえとんでもない音とともに迫ってくる風を感じたのは初めてのことだった。

まさか眠れぬ夜を過ごすことになろうとは。。。

外では案の定タープは崩壊していた。

夜空を見上げてみると、雲がすごい勢いで走っていくのがわかったがその合間を縫って美しい星が顔をのぞかせた。

こんな寒くては撮影する気にもなれず目に焼き付けてテントへ戻った。



嵐が過ぎ去った後には清々しい朝がやってくる。



雪がチラついてきてまさかの今季初雪中をむかえることができた。

通りで寒いはずです。



最後にサイトをパチリ。

昨日からお隣さんがやってきた。

お子さんをお見かけしましたが昨晩の強風を耐え忍んだようですね。



一番奥のフリーサイトでは紅葉が美しかった。

駐車場も近くて次回来る時はこっちでも良いかもしれない。

エコキャンプみちのく。。。素晴らしいキャンプ場でした。



さて、キャンプの後のお楽しみといえば恒例の旨い蕎麦。

検索すると仙台市泉区に良さげな店があるではないかっ！

東京とは逆方面だが蕎麦のためなら行かない理由はない。

訪れたのはこだわりの山形県産そば粉を使った「そば処萬之助」さん。

宮城にきて山形？なんて野暮なことを考えてはいけません。

美味けりゃいいのだ。



お昼時で既に数人並んでいます。

事前にメニューを確認すると麺の太さが選べるようです。



畳の席では障子越しに柔らかい日が差し込んでいた。

雰囲気最高ですね。



鴨板そば大盛とキノコの天ぷらをチョイス。



手打ちであるが故、不揃いの蕎麦が暖かい出汁つゆに絡んで旨い！

十割ほどではありませんが香り、風味も豊かです。

これは久々の蕎麦ヒットでリピート間違いなし。

海鮮に蕎麦に贅沢三昧の東北遠征で暫くは生きながらえそうです（笑）










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