サンライズでいく 島根鳥取の旅 その3 牧谷キャンプ場

やまP

2017年10月16日 23:19



美しい砂浜を一望できる小高い丘に居を構えた。

宴が始まって暫くすると、テントに潜り込む者、一人フラフラと散歩する者なんかもでてくる。

皆それぞれが自由を謳歌しているがいつの間にかタープの下へ戻ってきていたりする。。。

ここは我が家のリビングみたいなものだ。

いいや、明かりに吸い寄せられた虫みたいなもんか?(笑)

どちらにせよ、そんな奴らのために目印であるこの火を絶やすワケにはいかないのだ。。。


その2 黄金色に輝く奇跡のキャンプ場









たかきん家でおもてなしを受けた我々は1985年全線廃止となった倉吉線の泰久寺駅跡にいた。

上小鴨駅から山守駅にかけては今もなお、レール、バラストなどがそのまま放置されている場所が多数存在するそう。



旧大社駅が国の重要文化財なのに対して、こちらは特に保存されている訳でもなくすぐ隣が民家のビニールハウスというあまり緊張感のない場所だった。

ここ本当に来る必要あったのか??という我々の疑問を察してか、TO-Yさんが「黙ってついてこい」とほくそ笑む。

よほど自信があるようだな。。。



たかきんさんを加えて第2次廃線探検隊、出発!

ヘルメットはいらんのか?



歩いて暫くすると見晴らしの良い場所に出た。

太陽の位置は高く日陰へ差し込む木漏れ日が程よく気持ち良い。

こんな牧歌的な気分を味わえたのだからきた甲斐はあるね?

我々の話しも聞かずにどんどんと進む寡黙な隊長(笑)

そしてついにTO-Yさんがその歩みを止めた。

そこは。。。



え。。。ナニこの雰囲気!?



身の丈を優に超える大きく育った竹林の真ん中を2本のレールがまっすぐと伸びていく。

自然のトンネルを形成するその場所はあまりに非日常的すぎてうまく言い表すことができない。



リアル・スタンド・バイ・ミーや!

頭の中ではベン・E・キングの歌声が響き、後ろから電車がきたらどーしよう?とか誰が劇中でクリスを演じたリヴァー・フェニックス役になるのか?など考えたけど無駄なのでやめた。



たかきんさんを後ろから激写。

皆、黙ってこの雰囲気を楽しんでいるようです。

本当に凄いものを見たり感じたりすると人は思考を停止するのです。



暫く行くと大きなトンネルが目の前に立ちふさがった。

一般人が歩けるのはここまで。

この先はトレッキングツアーに申し込めば入れるそうです。



そこまでメジャーならば人も多いのでは?と思いますが、入り口付近にカップルが1組いただけで、我々を見るなりそそくさと帰って行ってしまった。

キミたちはもったいないことしたよ〜?

トンネル前では一際ひんやりとした空気が漂う。。。



錆びたレールと朽ちた枕木が哀愁を漂わす。

TO-Yさん帰りたくないでしょ?

この森の守り人として残っていただいても構いません。

ボクたちは名残惜しいですが帰りますっ!



出発地点へ戻ってきました。

たかきんさんに撮ってもらった焚火居酒屋オリジナルメンバーで1枚。

時刻は15時、本日のキャンプ地へ向かいます。

目指すはここから1時間半くらいのところにある岩美町の牧谷キャンプ場。

途中で釣具屋に寄り2.5号のエギ3本を追加。

どうやら秋のアオリイカはサイズが小さく持ってきた3.5号は抱かないのでは?という推測です。



山陰海岸ジオパークに認定されている国際的な景勝地の1つである牧谷海水浴場。

目の前を遮るもののないオーシャンビューの一等地にタープを張った。

こんなところでテント張って焚火していいんかい?と思われるかもしれませんが、一部の海岸が許されております。

キャンプ場とは名ばかりで空いてるところに張ってね?スタイルがまた良い。

こちらもシーズンオフで無料

「なんだなんだ?島根と鳥取は商売っ気ねぇな?だったら使っちゃうよ〜ん!」

海水浴シーズンを終えてキャンプするアホは少ないからでしょうか。。。

ちょうど良い時期だと思うんだがなぁ?



テントは高台から一段低くなってるところへ。



テント村完成!

たかきんさんのテントはなんとテンマクのパンダ!

言わずと知れたシャレオツキャンパー女子に人気No.1 のモノポールテントです。

TO-Yさんはモンベルのムーライト1型、T山さんはコールマンのツーリングドーム、ワタシは毎度おなじみMSR ハバハバHP。

そして悲報が。。。

ハバハバのグラウンドシートとテント底にそこそこデカい穴が

昨日桂島のキャンプ場で羽虫から逃げる時、横着してテントを引きずったのですが。。。もしかしてあの時ですか?(涙)



夕日が沈んで行くにつれ景色はコントラストを増していく。

その場にいた皆が黙ったままその変化を見つめていた。

昼間に見る空と海と砂浜はどんな色を魅せてくれるのだろう?

明日が実に楽しみだ。



近くのスーパーで夕食の買い出し。

ワイワイしちゃって何買ったんすか〜?



キャンプ場に戻るとテント下がとんでもなく明るくなって驚いた。

たかきんさん秘密兵器その1はアメリカ・ユタ州からやってきたルミヌードル!

「ヌードル?食えんの?」くらいの知識しかなかったので調べたところ、完全防水仕様にこだわった多目的「ロープ型」LED ライトで明るさは360ルーメン。

USB大容量バッテリーで10時間くらいもつという優れもの。

これはザックの中に丸めて突っ込んでおきたいアイテムですね。



そして秘密兵器その2。

これは知ってる!笑'sの焚き火グリル「B-6君」ですね?

本日が初焼き焼きなのだそう。

そういえばワタシのA-4君はまだ家のガレージで眠っている。。。



ではでは。

これ、何回目?カンパーーイ!!(笑)



今晩の献立は豚しゃぶに刺身各種!

あと乾き物とお菓子とビール(笑)

結構豪華です。



楽しい宴が続きます。



B-6君で焼くのは珍しくて買った赤カレイの干物。

小ぶりでしたが身がホクホク。



顔を上げて見るとそこには美しい星空が広がっていた。

携帯三脚で固定してOM-D E-M5 MarkⅡのライブコンポジット撮影。

今回の旅に出る前にバッテリーを2つ補充しました。



皆で夜の海岸散歩。

白い砂浜が月明かりを反射させて幻想的な風景を作り出していた。



こんな青春送ってみたかったですね(笑)

はしゃぐ我々の影に驚いて小さな蟹が逃げていく。

ロマンティックが止まらないT山さんはそのまま夢中で蟹を追いかけ出し結果、靴びしょ濡れ

たかきんさんの持って来ていたサンダルは高額で取引されていたようです(笑)

笑い声の絶えない一夜を過ごして、いつのまにか朝を迎えるのであった。



次回はその4、ついに完結篇!

最終日、鳥取砂丘から浜松町の飲み屋まで(笑)無理やり詰め込んでなんとかまとめます(汗)




ぬるぬると‥ その4完結篇へ!続く!






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